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安全会議

工場を安全に

防爆機器の記号

ガス防爆用器具には、次に示すような記号を使用して、その器具の防爆構造、性能を表しています。

表12.9 防爆構造種類を示す記号

  構造規格による表示国際整合防爆指針による表示
防爆構造であること - Ex
防爆構造の種類 耐圧防爆構造 d d
内圧防爆構造 f px又はpy
安全増防爆構造 e e
油入防爆構造 o o
本質安全防爆構造 ia又はib ia又はib
特殊防爆構造 s s
非点火防爆構造 n -
樹脂充填防爆構造 ma又はmb -
 

表12.10 爆発等級又はグループを示す記号

防爆構造の種類記号
構造規格による爆発等級国際整合防爆指針によるグループ
耐圧防爆構造 1,2,3(a,b,c,n) ⅡA、ⅡB、ⅡC
内圧防爆構造 -
安全増防爆構造 -
油入防爆構造 -
本質安全防爆構造 1,2,3(a,b,c,n) ⅡA、ⅡB、ⅡC
特殊防爆構造 - -
非点火防爆構造 - -
樹脂充填防爆構造 - -

a:水性ガス及び水素 (水性ガスとは、水素をコークスより生成するときに発生する)
b:二硫化炭素/c:アセチレン
n:爆発等級3のすべてのガスを対象

 

表12.11 発火度又は温度等級を示す記号

防爆構造の種類記号
構造規格による発火度国際整合防爆指針による温度等級
各種防爆構造に共通 G1、G2、G3、G4、G5 T1、T2、T3、T4、T5、T6

 

表12.12 ガス又は蒸気の発火度の分類(構造規格)

発火度発火点の値(℃)温度上昇限度(℃)
G1 450を超えるもの 320
G2 300を超え450以下 200
G3 200を超え300以下 120
G4 135を超え200以下 70
G5 100を超え135以下 40

 

表12.13 電気機器の温度等級に対応するガス又は蒸気の分類(国際整合防爆指針)

電気機器の最高表面温度(℃)温度等級ガス又は蒸気発火温度の値(℃)温度上昇限度(℃)
450以下 T1 450を超えるもの 410
300以下 T2 300を超え450以下 260
200以下 T3 200を超え300以下 160
135以下 T4 135を超え200以下 95
100以下 T5 100を超え135以下 60
85以下 T6 85を超え100以下 45

 

表12.14 防爆器具構造の比較例

 工場電気設備防爆指針(ガス蒸気防爆2006)国際規格に整合した技術的基準2008対応
防爆構造の種類 耐圧防爆 安全増防爆 耐圧防爆 安全増防爆
防爆構造 の記号 d e Ex d Exe
防爆構造の目的 万一器具内部で爆発が超こってもその爆圧に耐え、外部に引火しない構造 温度上昇、絶縁等に特に安全度を要し、容器内にちり、ほこりが入らない様にした構造 万一器具内部で爆発が超こってもその爆圧に耐え、外部に引火しない構造 温度上昇、絶縁等に特に安全度を要し、外部からの損傷等に対する安全性を高めた構造
温度上昇の制限 イ)容器外面
ロ)外部引出端子部
ハ)安定器巻線
ニ)口金
イ)容器内外面
ロ)同左
ハ)同左
ニ)同左
イ)容器外面
ロ)外部引出端子部
ハ)安定器巻線
ニ)口金
イ)容器内外面
ロ)同左
ハ)同左
ニ)同左
錠締の必要な場所 防爆性保持に必要なすべての部分 使用中取りはずしをし、裸充電部が露出する部分 なし
(注意書き表示必要)
なし
ガード (要)強さを規定 (要)強さを規定 ガードによって保護されることが望ましい
保護カバー 材質、肉厚を規定、機械的強度を規定 同左 材料、機械的強度を規定 同左
電気的安定度 特に安全度を増すよう使用材料等規定 同左 特に安全度を増すよう使用材料等規定 同左
ネジ嵌合 ピッチ、嵌合山数、嵌合長さを規定 同左(端子箱部) ピッチ、嵌合山数、嵌合長さを規定 同左(端子箱部)
ゆるみ止 (要) (要) (要) (要)
容器の強さ 内容積に応じ8~10kg/cm²の内部圧力に耐えること - 強さを規定 -
容器の 保護等級 - - - 内部に裸充電部がある容器IP54以上
構造規格

国際整合防爆指針表示例

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、粉じん防爆では、次のように表されます。

また、粉じん防爆特殊防じん構造は、爆燃粉じんおよび可燃性粉じん危険場所に使用し、粉じん防爆普通防じん構造は可燃性粉じん危険場所に使用します。

 

出典:岩城電気 防爆照明 - 防爆構造の記号|照明技術資料|照明器具・ランプ・光応用技術の岩崎電気株式会社